これが建設業界
建設業とは、ビル、体育館、マンション、高速道路、トンネル工事、公園、飛行場、一般道路等のいろいろな建造物をつくる業種をいいます。
そして、それらの建造物をつくるために集まった人たちの業界を建設業界といいます。
原材料製造、部品製造、設置工事、土木工事等いろいろが業種が絡み合ってできた大きな業界なので、取引の流れがすごく複雑で、専門的な知識が要求されます。
建設業経理士を目指すのであれば、こういった建設業の内容を知っておくことも大切です。
以下、建設業特有の事情を説明します。
1.受注産業(請負産業)であること
発注者が建設業者に工事を発注して、はじめて建設工事が発生します。
建設業者は元請としてこの工事を受注し、自社または下請業者に仕事を指示し建設工事に取りかかります。
製造業は、見込み生産であらかじめ製品を作って倉庫に在庫しておき、売れるときに売るということができますが、建設業では、建造する土地は、実際にある土地なので、ひとつの土地に2つの建造物を重ねて造ることはできませんし、在庫も通常はできません(建て売りをのぞく)。
2.屋外生産であること
建設業は、屋外作業中心です。よって、天候に左右されることはしばしばです。
工期が延長になるだけでなく、工事にかかる費用も自然現象によって大きく変わることもあります。
これが、製造業等ほかの業種と違うところです。
3.現場が移動すること
工場内で同一製品を大量に作り出す製造業とちがい、建設業が受注したものは、ある目的のために企画・設計・施工される単品生産です。しかもひとつの現場が終われば、次の現場に場所を変えて移動します。
4.総合産業であること
建設業は、材料屋、設計屋、大工さん、電気業者などの様々な専門業者によって構成されています。だから、一番上に立つ元請業者はみんなを束ねていく総合力が求められます。
5.99%が中小企業であること
建設業というと、大手ゼネコンの清水建設、大成建設などを思い浮かべるかもしれませんが、建設業界はピラミッド構造なので、一番末端の中小企業、個人大工さんも含めて建設業としています。
建設業を営むには、県または大臣の建設業許可が必要です(金額的に軽微な工事をのぞく)。
建設業界でも末端の建設業会社でも許可をもっており、許可業者数十万社のうち資本金一億円未満の中小企業・個人経営者は全体の99%をしめます。
このように、おおきなピラミッド構造になっているところも建設業の特色といえます。