建設業経理士になるためには : 前払金(前渡金:まえわたしきん、ぜんときん)

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前払金(前渡金:まえわたしきん、ぜんときん)

前払金とは、材料費や外注費を支払うために請負金額の通常40%(自治体によってちがいます)相当の金額を契約後に受け取る工事代金です。

入札後、一週間以内に工事契約を締結し、保証会社に前払保証をしてもらいその保証書と前払金請求書を官公庁に提出し、だいたい2~3週間で前払い金指定口座に入金されます。

前払金指定口座に入金されたお金は、あらかじめ保証会社ととりかわした支払予定とおりにしか引き出せません。

その支払予定(使途明細書)は、材料費や直用労務費などがあり、材料などの外部への支払は、その前払口座から直接仕入先へ振り込まれます。直用労務費は現金で引き出すことができます。

材料費は、子会社が材料屋をしている場合は、子会社へ支払うこともできますが、資本関係が強い子会社への支払は、外部の仕入先に対するものより、審査が慎重に行われます。

つまり、子会社を通して親会社が不正な資金の使い方をしているのではないかと疑われるのです。本来、前払金制度は、下請けにたいする健全な支払を目的としているので、下請けには払わずに元請会社が自社の他の工事の運転資金に使うことは、目的の範囲外なんですね。