建設業経理士の会社での役割
建設業経理士は、建設業会社で、営業取引の会計処理をするときに適切な処理ができます。
毎月の売上を計上するときに、工事進行基準か工事完成基準かどちらを選択しているかで、計上できる売上高は違いますし、原価の集計を間違えると計上できる売上高の金額も変わってきます。
よって、日商簿記しか知識がない人よりも、「建設業の専門知識を持っている人」として重宝されます。
原価管理で、工事台帳を作成するときは、とくに建設業経理士の業務の真骨頂と言えると思います。一般経費と工事原価を区別したり、工事を工事番号ごとに振り分けたり、工事原価を仕掛かり扱いにするのかとか未成工事のままにして決算をするのかとか、建設業に精通した経理士でないと難しいと思います。
受験で勉強した経営分析の手法は、無駄にはならず、会社の財務状況を見るのに役立ちます。その財務状況をみる経営分析手法は、そのまま経審の財務内容の評点のつけかたにもつながりますし、どの勘定科目の金額が、経審の評点の増減につながるのか理解できます。
また、建設業経理士の業務内容とは別に、その会社に常勤として勤務するだけで経営事項審査で資格者としてカウントされるので、建設業の会社の評価を上げることができます。